STORYSHO Kizaki

#315-5 葛藤そんなカリスマへの憧憬を

2022.9.26

#315-5 葛藤そんなカリスマへの憧憬を抱き始めた頃、竹原は当時、昇り竜の如く拡大していた金融会社「ライク」の会長・浜浦武三の存在を知る。浜浦はサラリーマンを主な対象とした無担保で即日融資する高金利の小口金融―サラリーマン金融…通称「サラ金」を考案し、金融界でカリスマ的な存在だった。 ライクへと転身し社長室に入った竹原は、その能力を惜しみなく浜浦のために使った。浜浦も竹原のその能力と努力を認めると、30歳まであと1年を残し、竹原に社長室長という役員の一歩手前の役職を与えた。ここには竹原の望んだ環境が確かにあった。